本日は自然散骨のルーツを調べてみたいと思います。
自然散骨は、仏教の発祥地インド(ガンジス河)をはじめとしてアジア一帯に広がり、
欧米にも急速に広がっていきました。
自然散骨を行なうには、
ご遺体を火葬する必要があるため、死後の復活を信じて土葬するカトリック教団よりも、
プロテスタント教団で盛んになったようです。
日本では奈良時代、
【万葉集】や【日本後紀(にほんこうき)平安時代初期に編纂された勅撰史書。】に、
淳和天皇、一条天皇などが自ら自然散骨を望み、実際に自然散骨されたという記述や歌が残っているそうです。
日本で自然散骨が再び注目を集めたのは、
女優の沢村貞子さんや作曲家のいずみたくさんが相模湾に実際に自然散骨された1990年代からのようです。