WAVE出版 著 向井愛実
ノアの杜では、迷子の子をなくすために迷子札の普及活動などを、応援しています。
先日、書店でこんな本を見つけました。
大変感銘を受け、出版社の方に許可を得たため、ここでご紹介させていただきます。
知っていますか?年間10万頭以上の犬や猫が、殺処分されていることを。
知っていますか?処分された犬や猫の骨は、ゴミとして扱われ、捨てられているということを。
これは、そんな不幸な動物を救いたいと願い、立ち上がった女子高生たちの、真実のお話です。
こうして始まるこちらの本は、「殺処分されている犬、猫たちを少しでも無くしていこう。」
と青森県立三本木農業高等学校の女子高生たちが、ある日の校外授業で見学した 青森県動物愛護センター で初めて知った殺処分という現実にショックを受けながらも立ち上がり、自分たちでも出来ることを考え、行動した物語です。
生徒たちは、殺処分された後の動物たちの遺骨が、ゴミになっていることに深い憤りを感じ、遺骨を肥料にして花を育てることを考えました。
「いのちの花プロジェクト」の誕生です。
しかし、骨を肥料として活かすには、骨を砕いて粉にしなくてはなりません。
これは大変つらい作業です。
生徒たちは殺処分された動物たちを更に傷つけるようで、心が痛んだと口をそろえて言っています。
これには、本当に涙が出ます。
同じ人として、捨てた人の事を恥ずかしく思うとまで生徒たちは言っています。
人はたくさんの命の犠牲の上に成り立っていますが、殺処分される犬や猫たちは、完全に「人間の身勝手さ」から生まれているものです。
飼いたくて飼ったのに、飼えなくなった。うるさい。食費がかかる。臭い。などの理由で持ち込まれた犬や猫も沢山いるそうです。
そして、迷子の子も居ます。
迷子の子は、収容されると3日程で殺処分されるそうです。
どうか、ペットショップに行く前にもう一度よく考えてみてください。
そして、良ければ、動物愛護センターに行ってみてください。
そして、
家族の一員として大切に飼われているワンちゃん猫ちゃんは、
迷子札を付けてあげてくださいね。