獣医学の進歩やペットフードの充実でペットの長寿化が進み、飼い主に先立たれたり、飼い主が施設に入るため面倒を見てもらえなくなったケースが問題となっています。
そんな中、「殺処分だけは避けたい」と、ペット向けの介護施設がじわじわと増えています。
人間同様犬も年を取ると体力や機能が低下します。
「犬も介護が必要な時が来る」
そのコンセプトの元、立ち上げられたものなのです。
建物は連暖房完備の場所が多く、床は浴室マットが敷かれていたりします。
動物愛護センターや保健所と違うのは、最期は「殺処分」ではなく、「介護して最期まで看取ること」にあります。
しかし、残された家族らが老犬ホームの費用を負担できないと言えば、殺処分が待っています。
環境省によると、
営利目的での動物の「保管」や、飼い主さんから引き取り飼育する「譲受飼養業」などをする場合は、都道府県などに動物取扱業の登録が必要、とされています。
つまり、ペットホテルなどと同様のものとして許可されている為、年々増加の一途を辿っています。
「命あるもの、できる範囲でも助けたい」
という純粋な気持ちが生み出したものであると信じたいですね。