少し前に、葛西臨海水族館で原因不明のマグロの大量死がありました。
記憶に新しい方もいらっしゃるでしょう。
その際には亡くなったマグロをどうするのか、明らかにはされませんでした。
マグロの水槽の上部にはクレーンが備わり、死んで沈んだマグロはそのクレーンで引き揚げます。
そして、死因特定のために解剖されます。
実は水族館で泳ぐマグロにはマイクロチップが埋め込まれており、生きているときには時速60キロから70キロで泳いでいるため読み取ることはできませんが、死後に初めて役に立ちます。
水槽に入った時のサイズと、亡くなった時のサイズを比較し、どれだけ成長したかを記録します。
これは、近畿大学で有名なマグロの養殖に役立っています。
データを取ったマグロはどうするかご存知でしたか?
単純に死因が特定されたものは、新鮮なうちに食べてしまうと思っていたのは、私だけではないと思います(笑)
実は魚粉の肥料となって、水族館のある公園の樹木の肥料にしているそうです。
つまり、樹木葬として自然散骨されるという事ですね。