コンパニオンアニマルとは、ヨーロッパ等でのペットの呼び方です。
帝京大学の石田教授の研究によれば、
ドイツやオーストリアなどでも犬と散歩する人は少なくないそうです。
しかし、彼らは犬をペットとは呼ばず、コンパニオンアニマルと呼びます。
彼らが連れているのは、徹底的にトレーニングして主従関係を構築して、
規律を教え込んだ動物であるため、レストランにも連れて入れるのだそうです。
愛情の質が日本とは異なっているそうですが、
その主従関係は、緊張に満ちたものだそうです。
他人の犬を可愛いからと、ヨシヨシしたりは気軽には行えません。
その理由の一つは
人間と動物を完全に区別するキリスト教に基づく考え方があるようです。
ですから、ペットに服を着せる習慣などは、
ヨーロッパでも見られますが、
日本ほど定着しないのは、そのためです。
『ペットは家族、
という考え方は、外国の方には理解できないかもしれませんが、
日本ならではの、“ペットを想う気持ち”を、大切にしていきたいですね。』