『遺骨はカビが生えることはありますか!?』
そんな質問を受けたことがあります。
結論からすると、
『カビは生えることがある』
そう思って頂いた方が良いかもしれません。
遺骨は炭や灰といった完全に乾燥した状態で、水分量はほぼゼロ。
この状態では、カビは生えません。
しかし、ご自宅で長期間、多湿の環境下で保管した場合、
結露等が発生し、まれにカビが発生することがあるようです。
(実は、私はカビが生えた遺骨を実際に目にしたことはありません。)
通常、遺骨を自宅で保管する場合、
覆袋(骨袋)といった袋で骨壺を納めることが殆どです。
私の経験上、遺骨にカビが生える前に、
この覆袋(骨袋)が先にカビが生えることが多いようです。
(遺骨に一切カビが無くても、カビで酷い状態の袋は何度も見たことがあります)
また、骨壺のフタを開けてみたら、
緑や青色のような色の付着したものがあったり、
綿のような、フワフワして見えるもの(実際は固く、数ミリの小さなもの)が付着し、
“カビが生えた”と勘違いすることもありますが、
火葬時の副葬品のお洋服や、お薬などでお骨に色が付着することが殆どです。
通常の自宅の保管であれば、よほど神経質になる必要はありませんが、
風通しの良いお部屋などが良いでしょう。
万が一カビが生えてしまうと、遺骨に付着したカビを完全に取り除くのは、私たちでも不可能となります。
大切な我が子の遺骨、悲惨な状態にならないように大切に保管してあげて下さいね。
ペットの粉骨専門サイト ノアの杜